自分はコミュ障で人と接する事が困難な面があるのですが、障害枠で給食関係の仕事をしていたことがあります。
職場によって、給食の仕事も大変さが違うのかもしれませんが、自分はコジンマリした10人程度で300人位の給食を作る職場でした。
僕は社会経験が少ないので、他の仕事と大変さを比べようもないですが、新卒の人が辞めて行ったり、パートの人も辞めていったりしました。
ということは、一般的にもキツイ仕事の部類に入るのではないか?と思いました。
仕事とは全て大変なものかもしれないけれど、自分の感覚では給食の仕事はかなり大変に感じます。
そんな 知られざる、苦行のような仕事内容を特別に公開します!
給食の仕事が大変な理由
どういった事が大変かというと
- 手が荒れる(肘まで洗うという規則があり節目節目で二度洗いする)
- 重いものが多く腰や足に負担が掛かる
- 基本ずっと立ち仕事なので足が痛くなる
- 異物混入など気を付ける事が多い
- 検便が月に2回位ある
- 人間関係
思い浮かぶだけでこれくらいあります。
髪の毛が一本入っていれば、騒ぎになってしまいます(異物混入)
それは、給食の人がいれてしまったとは限らないのですが、なんとなく給食の人がいれたんだろうな、と思われてしまいそうです。
異物混入した食品は破棄しなければいけないので、自分達の食べる分のご飯が無くなったりします。
そして、講習会というものまであったりします。
衛生の基本や、火事にならない為には、などなど講習を聞くために年に何回か仕事の後に聞きに行かなければなりません。
また年に数回、ちゃんと出来ているか偵察もあったりしました。
ある程度の知能、スピード、体力、忍耐力、コミュニケーション能力が必要と言えると思います。
具体的な内容に触れていこうと思います。
手洗いだけでも大変です!
手の洗い方も法則があるのです
- 肘まで洗う
- 二回手洗い
- 爪ブラシでこする
などなどあります。
これを一日に何回もやっていれば、手は荒れて乾燥して爪もボロボロになってしまったりします。
仕事の節目に洗わなければいけなかったり、生肉などを触った時も洗わなければいけないので大変です。
しかも、狭い職場では、水道に渋滞が出来たりして、怖い人がいたら、焦ってしまいます。それでも、手洗いを疎かにする訳にはいきません。
その恐怖に耐えて仕事を全うしなければいけないのです。
玉ねぎが目に沁みても、冷たいトマトも潰さなければいけない!
誰かが機械で玉ねぎを潰したりすると、目が痛くなってきたり、鼻水が出てきてしまいます。
それでも、その場から逃げる訳にもいきません。
衛生の為に窓を開けるとかも出来ません。
しかも、マスクをしていて鼻水はかみずらいし、鼻水をかむという行為は、汚いので、もしやるなら、再び手を洗わないといけないのです。
なので、ひたすら出来るだけ鼻水をマスクに垂らさないように、涙を流しながら耐えしのぎ、自分のしている仕事を続行しなければいけないのです。
ひょっとしたら皆、鼻水を飲み込んで堪えているのかもしれません。
缶ずめのトマトは冷え切っていて冷たいですが、冬場でも、それを手で潰したりしなければいけません。
指が冷たくても、仕事なので、全うしなければいけません。
全部潰した後に手を洗うと手が痒くなります。
コミュ力もある程度ないと辛い
コミュ障な上に仕事も人並みに出来ない僕は常にその職場で脅えていました。
人によって態度を変えることは、ハラスメントの一種かもしれませんが、どうしても、話せなかったり、仕事が出来ないと、やはり優劣が出来てしまうものです。
障害枠では無ければ、すぐクビになっていたのかもしれません。
給食という仕事は、女性が多いと思います。なので、男は目立ってしまいます。
それでも、コミュ力があれば、おばさんや、若い女性に気にいられる可能性もありますが、口下手だと、どうしていいか分からなくなります。
それと、お客となる、給食提供者や先生にも明るく挨拶が出来なければいけません。
しかし、僕は、緘黙でシャイなので、言葉を発していませんでした。
障害枠でなければ、これも、注意されていたかもしれません。
自分でも声を出したくても、出せない為に、悪い事と分かっていても無理なのです。
他の飲食店などの仕事より給食パートは楽という噂も!?
他のブログなどで、他の飲食店の仕事に比べれば、忙しくもなくて、体力的にも楽だ、という意見がありました。
ひょっとしたら、自分がキツ過ぎる仕事をしたことないせいで、まるで苦行のような仕事と思ってしまうのかもしれません。
しかし、早番、遅番などがある場合は、朝早くから働かなければいけない人もいるし、雪が降る地域では大変だと思います。
まとめ
人によって、能力は違うと最近、感じます。
ひょっとすると、給食の仕事を楽と感じる人はいるかもしれません。
でも障害をもし持っているなら、適した仕事を探し出すのが、幸せになる条件の大きな要因だと思います。
楽天市場で参考になりそうな本がありました。