図書館から借りて来た、村上春樹の短編小説集『女のいない男たち』の序盤、二つを読んで思ったけど、この短編集はタイトルが違う、全然、女性が出てきます。
映画と小説についても知られざる事がこの記事では分かります。
『女のいない男たち』前書きから分かる事
この小説には前書きがあり、村上春樹が説明をしています。
村上春樹は書いてから出版社へ持ち込む
この本は最初に前書きがついている。
そこでは、村上春樹は、依頼を受けてから小説を書くということをしていない。
と記載されていた。
本文引用
長編にせよ短編にせよ、依頼を受けて小説を書くということをしていない。とりあえず書いてしまってから、その作品が向いてそうな雑誌なり出版社に持ち込む。依頼を受けて小説を書くと、どうしても容れ物や分量や期日の制約があり、自分の表現者としての(というのも大仰な言い方だが、他にうまい言葉が浮かばないので)自由が失われてしまうような気がするからだ。
『女のいない男たち』はコンセプトアルバムのようなもの
更に、この女いない男たち、という短編集は音楽で言えば「コンセプト•アルバム」に対応するものになるかもしれないと語る。
本文引用
実際にこれらの作品を書いてるあいだ、僕はビートルズの『サージェント•ペパーズ』やビーチ•ボーイズの『ペット•サウンズ』のことを緩く念頭に置いていた。
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『女のいない男たち』序盤の二作を読み終えてみて
この短編小説は
ビートルズの曲名からのタイトルが1作目と二作目で続いている
映画化もされた『ドライブ・マイ・カー』と『イエスタデイ』はビートルズの曲名です。
『ノルウェイの森』という小説もビートルズの曲名と同名タイトルです。
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この小説も映画化されましたね。
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僕にとっては、ドライブ・マイ・カーは正直、何が言いたいのか分からないまま呆気なく物語は終わってしまいました。
不倫していた亡くなった妻の話を専属のドライバーの女性にしている話だった。
あと、ドライブマイカーについて「村上春樹が描く女性観が男性視点すぎる」という批判を散見するけど、映画に対する感想、批評としては全くの見当違い。選んだ題材から何を引き出すか、やろうとしたことが実現されているかが全てで、どんな題材を選ぶかは自由でしょ、当たり前だけど。
— 渋谷慶一郎 / Keiichiro Shibuya (@keiichiroshibuy) March 29, 2022
続く『イエスタデイ』は面白かった。
物語も綺麗に完結していたと思う。
映画『ドライブマイカー』は3つの短編小説を組み合わせたものだった!
実は映画のドライブマイカーはこの「女のいない男たち」という短編集の中の「ドライブマイカー」「シエラザード」「木野」という3つの作品を組み合わせたものだという。
ドライブマイカーという短編小説一つでは映画の原作とはいえないようです。
まとめ
図書館への返却期限が過ぎていた為に序盤の2作しか読めませんでした。
しかし、思ったのはこの短編集、女のいない男たち、ではなく、女が居たけど別れた男たち、てタイトル変更した方が良いのかも?
【女のいない男たち/村上 春樹】「女のいない」というより「女を失った男たち」。前書きとドライブ・マイ・カーはわかりやすく入ったのに徐々に捉えづらくなった。最後はもう一回読まないとわからん。女性には嘘を... →http://t.co/TAT8DSVFc8 #bookmeter
— ゆんたん (@yunta_tw) September 23, 2014
村上春樹に出てくる登場人物は有能な人が多いと思う。
女生とは付き合おうと思えば幾らでも付き合えるという感じの人達が多い。
もう一回借りて来た時に全作読破して、またブログを書くかもしれません。
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