『精神科ナースになったわけ/水谷緑(みずたにみどり)』という本は
会社を辞めて看護学校に通い精神科の看護師になった女性の視点から精神科の人達のエピソードを描いた漫画作品です。
水谷緑さんといえば、今、「こころのナース夜野さん」を連載中です。
この漫画も、精神病院の看護師だった気がするので、この「精神科ナースになったわけ」と内容が似ている部分があると思います。
「こころのナース夜野さん」(小学館)4巻、本日発売です!
— 水谷緑 夜野さん④発売中 (@mizutanimidori) October 12, 2021
4巻は、長期入院や精神科の歴史の話などです。
よろしくお願い致します〜🙇♂️https://t.co/jIHgtLlrT9https://t.co/DqL4qb3EZV pic.twitter.com/gibx4DyAdt
この漫画を読んである希望の湧く言葉に出会ったりしたのでブログにしたい。
この漫画は水谷緑さんの実体験ではないようです。
あとがき、の漫画に描いてあったけど、この漫画は実体験ではなく、取材によって得た情報を元に構成されているようです。
ツイッターで精神科の看護師さんに呼び掛けて、5~6人の方から連絡を貰って会って話を聞いたり、施設への取材を行ったようです。
水谷緑さんが実際に精神科ナースをしていた訳ではないようです。
この漫画のナースが精神科ナースになった設定は、母親の病死で自分の精神が壊れてしまった事で人の心に興味を持ったことがきっかけになっています。
精神科ナースになったわけ
— ことり (@Q4ohvCffA4F12Tl) November 7, 2021
母親の病死による悲しみのせいで、心のコントロールが利かなくなり、通勤中に横入りの男に無意識に肘鉄をくらわしトラブルに。こうも簡単に壊れてしまう「人の心」に興味を持つように。そして仕事を辞め、看護師の資格を取り、「精神科」で働くことを決意。
統合失調症、ボーダー、鬱の患者のエピソードが描かれている
とりあげられている病気は、統合失調症が多く、妄想を抱く患者のエピソードが多いです。
あとは、ボーダーといわれる人のリストカットのエピソード、鬱の人の自殺のエピソードが描かれています。
印象に残った台詞「だいたい血行」
この漫画作品の中で印象的だった言葉が、あまり薬を出さないお医者が言った「だいたい血行」というシンプルな言葉だ。
血行が良くなれば精神状態も良くなるのか?とシンプルに希望が湧く言葉だと感じたからだ。
だいたい血行。(1/2)
— 水谷緑 夜野さん④発売中 (@mizutanimidori) August 17, 2020
「精神科ナースになったわけ」より pic.twitter.com/oKfnKyXiNH
SNSでの感想の声
精神科ナースになったわけ、読み終わった~。
— さや (@Wu5fYjhN) November 24, 2021
人の心って奥深いなって思ったけど、やっぱりというか、生育環境が大きく影響してるんだなって思ったよね。 https://t.co/EJnHUQ4qmG
優しい感じの絵が可愛くて好きです🥰
— 天使ことか£(。・”・)-† (@104_amatsuka) November 23, 2021
私は水谷先生の作品は「精神科ナースになったわけ」と「こころのナース夜野さん」しか読んだことがありませんが、医者や看護師の作品が多いみたいですね🥺
患者のことも医療者のことも丁寧に描かれているし分かりやすいです☺️
「カモと犬」も読んでみたいです😆💕
とてもよかった。ハードな内容とかわいい絵が織り成すわたしの知らなかった世界。妄想とか幻聴とか自傷とか失踪とか自死にいたる心理など。
— anotherkyoko (@anotherkyoko) November 10, 2021
「生きたいから
生きづらいと
死にたく
なるんだよ」(幻聴妄想かるた)
精神科ナースになったわけ/水谷緑 pic.twitter.com/idIdpJ1B4b
精神科ナースになったわけって本を読んだ
— しゅな@寛解 (@syuna_0293) November 9, 2021
「だいたい血行」って言ってる医者がいたので血行には気をつけようと思った
まとめ
絵柄が癒し系だけど、内容は過激でした。
個人的には病気の人に対して少し上から目線な感じも抱いてしまいました。
自分が患者側の立場に近いからそう思ってしまうのかもしれません。
でも絵も好みだし、熱心なナースにも好感が持てるし、最後のページの
「心の病気それは変化に対する心の反応」
というのも何かよく分からないけど深そうだなと感慨深いものを感じました。
大体血行という名言に出会った、機会があればジョギングでもして血行を良くしたい。

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